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はじめに 相次ぐ点滴事故 薬剤について 血管外漏出事故


●『メディケット』に見る点滴事故軽減の可能性

 

医療の現場で何より優先させるのは、患者の治療とその安全を守ることである。そのため、医療機関側は、しばしば、患者が快適に過ごせる環境づくりを軽視する傾向にある。しかし、この快適さは、患者側にとっては重要かつ欠かせないニーズと言える。
そして、双方の認識格差は、点滴治療時に起こる血管外漏出事故に顕著なかたちとなって表れている。点滴時に針が血管から外れて薬剤が漏れると、投与している薬剤によっては深刻な皮膚障害を引き起こすほか、ときとして、死亡事故にまで発展することもある。こうした事故が発生する原因には、点滴部位の上から布団を掛けてしまったことによって引き起こされたものも多い。すなわち、ここに、前述の認識格差が関係しているのである。

医療機関側は、点滴部位を直視下に置くことが必要なため、掛け布団の上から頚部、肩部、腕部を露出させることを患者に強いる。一方で、患者側は治療中の快適さを求め、露出した部分の上から布団を掛けてしまうことがあり、それが原因で針が外れてしまうことがある。要するに、医療機関側と患者側の認識格差が血管外漏出事故を招く要因のひとつなのだと言える。
そこで、こうした事故の軽減、防止のため、両者の要求を満たした医療用具を研究・開発。双方の要求に応えるかたちで具現化されたものこそが、『メディケット』なのである。『メディケット』は、下掛け布団と頚部保護布団に分かれているため、医療機関側が点滴部位を直視下に置きながら、患者も快適に治療を受けられることを可能にした画期的な医療器具である。点滴部位が見えることにより、医療機関側も漏出の防止、早期発見が可能となり、患者側も肩や頚部が冷えて血液循環が悪化。痛みを伴う不快感を覚えることなく治療を受けることができるようになるのである。
『メディケット』の利用が、双方の要求を叶えるものであることはもちろん、結果として、血管外漏出事故の軽減に寄与する可能性は、非常に大きいと言える。