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はじめに 相次ぐ点滴事故 薬剤について 血管外漏出事故


●点滴チューブ外れ出血死〜60代患者 福島の病院、責任認める
  2004年4月19日

福島県郡山市大町の財団法人星総合病院(池田精宏院長)で今月中旬、糖尿病の治療で入院していた六十歳代の男性患者が、点滴チューブが外れたことによる出血多量で死亡していたことが二十七日、分かった。同病院は医療事故として、郡山署と郡山市保健所に届け、院内に事故調査委員会を設けて原因を調べている。病院側はチューブが外れたことに対する管理上の責任を認めており、郡山署は点滴方法などについて、病院側から事情を聞いている。
関係者によると、十九日午後零時二十分ごろ、病棟を巡回していた看護師が男性患者の太ももの血管に挿入されていた点滴チューブが外れ、大量に出血しているのを見つけた。すぐに心臓マッサージを試みたが、男性は間もなく出血多量で死亡した。点滴チューブを体に固定するためのネジが何らかの理由で外れたものとみられるが、発見の二十分ほど前に看護師が患者の様子を確認した際に、異常はなかったという。
同病院の小滝千弘事務長は、事故の事実関係を認めた上で、「事故を隠すつもりはないが、家族の意向で詳しい事実の公表は差し控えたい」としている。

 

●点滴チューブはずれ入院患者が死亡 〜高知赤十字病院〜
   2000年2月19日
高知市新本町2丁目の高知赤十字病院(開発展之院長)で19日、入院中の女性患者(69)の右太ももに挿入されたカテーテルと点滴用チューブの接続部分がはずれ、出血死していたことが明らかになった。同病院は高知署に連絡するとともに、接続部分がはずれた詳しい原因を調べている。
同病院によると、16日午後1時ごろから看護婦が患者の右太ももの静脈に挿入されたカテーテルと点滴チューブを接続、高カロリー補液などの点滴を開始。17日午前1時10分ごろ、患者の呼吸や心臓が停止しているのに気付いた。その際、カテーテルと点滴チューブの接続部分がはずれ、大量の出血をしていたという。患者は集中治療室に移されたが、同11時10分すぎに死亡した。死因は出血性ショックという。接続部分はチューブをカテーテルに差し込む仕組みになっており、かなり力を入れないと抜けないようになっているという。
 
●点滴接続部外れ死亡 〜国立浜田病院〜 患者の血液が流出
   2003年12月8日
浜田市の国立浜田病院は七日、脳こうそくで入院していた浜田市内の男性患者(83)の点滴の接続部が外れ、血液が逆流し患者が出血死したとみられる、と発表した。
佐々木清博院長らによると、七日午前一時ごろ、準夜勤の看護婦が定時の見回りで、点滴の輸血ラインと延長チューブをつなぐ部分が外れているのを発見。患者は約千六百四十ミリリットル出血し、心肺停止状態だった。すぐに心臓蘇生を施したが、同四十八分、死亡が確認された。
六日午後十一時ごろ、今年十月二十九日、右の鎖骨下静脈に透析用留置カテーテルを通し、治療を続けていた。十二月一日、脳こうそくによる右不全まひで入院。三日から同カテーテルを使って点滴治療をしていた。
同病院では、二〇〇〇年に作成した医療事故防止マニュアルに沿い、輪ゴムで固定するなど接続部分が外れにくいように対応していた、という。
同病院は七日、佐伯英明副院長を委員長に医療事故調査委員会を設置。原因を究明し、再発防止に取り組む、、としている。