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●デザイン布団〜医療現場での必要性
 
●看護師(41歳・男性)

個人経営のクリニック勤務をしています。ここには近くにある大学病院での治療を終え、そのフォロー目的で紹介された患者さんが通院していますが、中には気管切開と言って、喉に呼吸をするための穴を開けている方もいます。このような患者さんは布団を肩まで掛けると穴の部分がふさがってしまって息が苦しくなります。ですから、いつも寝る時は肩を出しっぱなしにしています。この形の布団なら、気管切開部を出したまま、肩まですっぽり覆うことが出来るので、とてもこのような患者さんには優しいでしょうし、ありがたいでしょうね。このような患者さんは多くないのですが、そんな彼らに配慮をした寝具があって当然だと思いますし、なぜ今までなかったのかと考えてしまいました。きっと、これ以上のデザインを持った布団が出てくるでしょうね。

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●看護師(32歳・男性)

私が急性期病棟で勤務していたときの経験です。24時間点滴施行中の患者を見廻った際、患者はやっと入眠出来たにもかかわらず、わたしは点滴の刺入部を確認するため、入眠中の患者のかけ布団を剥ぎ、起こしてしまったことがしばしばありました。この行為は医療者にとって点滴中の事故防止として必要な行為です。しかし、同時に患者の安眠妨害となり、かえって苦痛を与える事になっているのが現状です。また、刺入部を確認した際、接続が外れ、出血していたこともありました。患者に与える苦痛を最小限にして事故を予防すること、早期発見することが医療者にとって急務であると思われます。

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●医師・クリニック院長(43歳・男性)

うちのクリニックはオフィス街にありますので、患者様のほとんどは慢性疾患で継続的にお薬を飲んでいる方です。祭日は自宅側の医療機関が休みなので仕事の合間を縫って当院に薬を貰いに来て頂いております。まぁ、便利屋さんですね。ですから、基本的には元気な方がほとんどです。でも、特に会社内で重要な地位にある方に多いのですが、体調が悪くても会議や重要な決済事項の為に無理をして出社された方がどうしようもなくなって来られる事も珍しくありません。中には失礼ですが、お若くないのに39度近い発熱で食事も取れない状態で、フラフラになって点滴を希望される方もいらっしゃいます。もちろん、点滴の終了後はまた仕事に戻られているようです。自宅安静を勧めますが、何が何でも仕事をやめて帰れとも言えませんしね、僕らとして出来る事は応急処置的ですが、点滴で少しでも体内に補液をして症状が軽くなるようにしてあげる事ですね。その最中は本当に心身ともに休んで頂きたいと思っています。でも、点滴と言うのはどうしても布団が引っかからないかとか、漏れてるんじゃないかとか考えてしまって落ち着かないみたいです。だから、点滴専用の布団があってしかるべきだと前から考えていました。うちでもこの布団を使用するようになって、患者様から今までよりも安心して点滴が出来ると言ってくださる方もいらっしゃいます。実際の保温効果とか安全性ももちろん重要なのですが、患者様が安心を感じていると言ってくれる事実が僕としてはうれしいですね。医療用と銘打っていると言う事はそれだけで安心をなんですよね。

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●元心臓血管専門病院看護師(33歳・女性)

 人の命を預かり救うのが医師、看護婦の仕事、義務でありますが、今日の医療現場では医療ミスや医療事故などが相次ぎ、点滴ミス、事故による痛ましい事件が後をたちません。私は、以前心臓血管外科・循環器科・呼吸器外科の混合病棟での勤務経験がありますが、休憩時間のほとんどない連日多忙な勤務を強いられる病棟でした。数多くのケアレスミスもありましたが、実態の一つとして、意識レベルのない患者様、又はADL(身体機能)障害のある患者様の末梢点滴のモレの放置、体動の激しい患者様の点滴ライン接続のはずれ、シンドローム(長期間にわたる治療で精神的に過度のストレスによる不穏状態の成る事)で布団の中で点滴を自己抜去してしまう患者様など多数目にしたことがあります。
 原因の一つとしては、常に観察する眼、危険に対するの能力が薄くなっていること、その背景にはスタッフ不足、多忙な業務内容ということも言い訳ではありますが挙げられることと思います。
そこで、今回の布団は巡視時いちいち布団をめくって観察する必要がなく、事故防止をいち早く発見できる、私たち看護師にとってとてもべんりで機能性のあるものではないかと実感しました。実際にしようしてみて、患者自身も肩を覆う面があることでほおんせいがあり、布団をめくられない羞恥心の消失、点滴施行時も安心し入眠出来ると言う声を聞くことが出来ました。
 看護師は本来の看護業務に専念できるような環境作りを期待されます。安全な医療が提供されるひとつのアイデア商品として、この布団を推奨します。 

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●元大学病院呼吸科医師(41歳・男性)

 僕は呼吸器科と言っても肺癌専門の呼吸器外科だったんです。いわゆる臓器別というやつですよね。呼吸器科という中に喘息専門の呼吸器内科や手術を担当する呼吸器外科なんかが一緒にやってるんですよ。ですから呼吸器科の病棟にはさまざまな患者が入院してました。肺炎から喘息、肺癌術後、肺癌再発、自然気胸、癌末期など本当に元気な人から死に面した人まで色々です。ですから当然使う薬の種類なんかはものすごく多いんです。しかも大学病院でいろんな新薬が入ってくるから非常に間違えやすい。ですから、逆に僕らは点滴なんかの投与量には非常に敏感になってるんです。特に危ないのは抗癌剤ですよね。他は少々間違えてもたいした影響はありません。正直言いますと、以前に抗癌剤の投与量のミスがあったんです。それから医局会で抗がん剤については三重のチェックになりました。だから、まず抗癌剤の投与手順を守っていれば抗癌剤の投与量を間違えると言う事はまず起きません。と思って安心していたのですが、大変な事故が起こってしまいました。
と言うのは肺癌がすでにあちこちに転移している患者さんに抗癌剤を全身投与目的で点滴していたんですが、その点滴の針先がいつの間にか血管の外に出ていたんです。いわゆる点滴漏れと言うやつです。患者さんの体動とかいろんな原因で起こるのですが、血管内に入るべき薬剤が皮膚の下に入ってしまうんです。当然痛みも出てきます。普通の薬剤なら多少漏れても問題ないし、痛みがあるので患者さんから訴えてくるのですが、この場合抗癌剤である上に、患者さんが我慢強い方でほとんどの薬剤が皮膚の下に入ってしまったんです。抗癌剤は基本的に毒ですから、その後皮膚の壊死が広範囲で起こって植皮しなくてはいけなくなりました。でも、患者さんは植皮の完成を待つことなくお亡くなりになりました。結局皮膚の壊死のために、癌治療の計画が狂って、さらに外出外泊と言った事も制約されてしまいました。告知はしてあったので患者さんとしては最後にどこか行きたい所もあったかもしれません。
この事故について医師、看護婦で検討しましたが、この場合は患者さんが点滴を刺している手を布団の下に入れてしまった事で点滴部位の観察が十分出来なかったうえに、布団の下に入れた事自体が点滴漏れの原因となったとも考えられました。看護婦は点滴漏れの有無の確認をするのですが、彼女達としては何回も何回も布団をめくって患者さんに寒い思いをさせるのは可哀相だという気持も理解できます。結局対策としては抗癌剤に限らず点滴を施行中は全員が布団の上に手を出している事を確認する事に決まりました。寒い時期とか中には一晩中やる人もいますから、患者さんには可哀相ですね。でも、事故を防ぐ為ですから仕方ありません。

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●診療所院長(37歳・男性)

当院は3月に開業したばかりの新しいクリニックです。地元で新規で開業したので、ある意味すでに開業していらっしゃる先輩達との競争であり、子供の頃お世話になった先生とも腕を競わなくてはいけなくなったんです。正直言いますと、他の先輩達と比べて決して医療行為自体に引けは取らないし、むしろ上である自信はあるのですが、患者さんというのは昔から通っている慣れた所に行くもんなんですよね。当然の事ですよね。ですから、一度当院に来て頂いた患者さんが、また何かあれば当院を選んでくれるようにしなくてはいけないと考えていました。ですから、僕の医療行為が一番重要なのですが、それ以外のクリニックの待合室とか受付台の高さ、子供用の待合室、窓の大きさ、形、全体の色合いなど、少しでも当院に来て不快な思いをしないように建物の隅々まで気を配りました。さらに、それだけじゃなくて患者さんが直接使用する椅子やベット、枕や布団にも気を配りました。でも、椅子やベット、枕は探すと本当に色々あるのに、布団だけはその素材が違うだけなんですよね。僕もこの布団を知るまでは気にしなかったのですが、医療用のデザインが施された掛け布団があってもいいですよね。むしろ今までなかったほうが不思議だなと思いました。当然、他の診療所と差別化するためにもこの布団を採用しました。見た目から普通の布団と違うので患者さんからは布団まで医療用として気を配っていると評価されていると思います。それに看護婦からも点滴中の患者の見回りが楽だと言われました。楽に安全に仕事が出来ると言うのはこれからの医療機関に求められる物ではないでしょうか?

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●看護師(46歳・男性)

点滴治療を必要とする患者の多くは発熱や体力が低下していることが多いです。点滴施行の際、漏れや接続がはずれるなどのトラブルを回避するために、患者は刺入部を布団の外に出さなければならないのが現状です。刺入部を露出することにより、保温の障害となり、患者に不快な思いをさせているだろうと感じていました。この寝具であれば、刺入部の露出を最小限にすることができ、トラブルの早期発見にも役立つと思います。

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●訪問看護師(34歳・男性)

訪問看護をしていると、首にマフラーやタオルを巻いて、入眠している高齢者を多く見かけます。その理由は「肩が冷える」と言うことです。首から肩にかけた保温性の優れた寝具があればよいと思っていました。そこで、この特殊型掛布団は首から肩にかけての保温性に優れているので是非勧めてみたいと思います。