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●医学博士・伊藤 樹史 先生
 
 ・東京医科大学/麻酔科学教室教授


 ・東京医科大学霞ヶ浦病院/麻酔科・集中治療部・ペインクリニック部長


 ・東京医科大学霞ヶ浦看護専門学校/学校長
 

健康人で規則正しい生活を送っている人であれば、一日の三分の一を布団の中で生活をしている。それが疾病、傷害で重症になると三分の三を布団の中で生活する事になる。それだけ寝具と言うのは人間の健康と生活に密接に関わっているにもかかわらず、あまりに身近であるゆえに多くの医療者はその寝具を医療用品としての認識する事はなかった。とうぜん、それに医療用としての機能を持たせる事などは思いもよらなかった。
昨今の医療環境を鑑みると、医療事故の防止は急務である。そのような中、寝具を改良する事で、事故防止のために医療環境を変えていこうとする試みは非常に患者、医療者側の両者にとって有益な事である。
 特に点滴と言うのは医療の中で最も頻繁に行われている治療の一つである。それだけに点滴の血管外露出というのは事故として考えるべきなのかどうか迷うぐらい日常診療において頻繁に生じている。その点滴の安全性を少しでも確保しようとする方法として、寝具の改良をすると言う今回の試みは全く新しい視点からのアプローチであり、医療事故を防止するための方策がまだまだアイデア次第でいくらでもあることを示している。
 また、慢性疼痛に対する対策としても、本寝具を対象とした実験からも一定の保温効果が認められ、治療の一助となる事が十分考えられる。
 このような寝具のアイデアはもっと医療側から開発製作側に提案されるべきであろう。